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中野彰三 建築計画研究所
S.Nakano Atelier
旭町自治会館
内観
外観
平面図
内観
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埼玉県狭山市 2014.01.
70年以上続いた旧会館の建替え計画である。総事業費は、500戸あまりの自治会員からの寄付と市の補助金(一部)によって進められた。
利用者の大半である高齢者が靴のまま利用できること、完全バリアフリーを実現すること、そして以後100年間維持できることを目指すため、鉄骨造とした。
その構造的利点や、真南に正対し日射を遮ることのない地の利を活かして、屋根面全体に太陽光発電パネルを敷設した。事業者に敷設・運営を一括して依頼し、自治会の負担はゼロとすることができた。事業者は売電(11kw)による収入を得て、自治会側には発電量の一部(3kw程度)を無償供給してもらう特殊な方式が可能となった。さらに、屋根を貸すことによる家賃収入も加わり、自治会活動への一助ともなっている。
前面広場と室内すべてがサッシュの開放により一体となり、様々なイベントや日常活動の利便性を確保している。軒を深く取ることで、夏季の日射は遮り、冬季は直射を採り入れることで、快適な温度環境確保を実現している。
建築概要
敷地面積: 368.82㎡
建築面積: 90.09㎡
延べ面積: 90.09㎡
階 数: 地上1階
最高高さ: 4,530mm
天井高さ: 3,285mm〜2,775mm
主スパン: 3,600mm×5,400mm
構 造: S造
杭・基礎 : 直接基礎
付帯設備: 太陽光発電パネル14KW
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